オイラと三国志
北方謙三さんの「三国志」である。
この本
とある素敵な女の子に紹介してもらった。
なんて書いとくとちょっとミステリアス?(んなわけないか)
何気なく書店で開いた。削ぎ澄まされた最初の1行で、
「これ、絶対読みたいっ」って思った。
最初の「草原が燃えていた。」の1行で完全に引き込まれた。
時代小説にありがちな、くだくだした背景説明なんていっさいなく、
淡々と文章が進んでいく。
そんな文体がオイラの感性に合った。
この話は、「死を意識すること」が
隠されたテーマになっているように思う。
「死を意識するから」「今をどう生きたいか」を強烈に意識する。
「生きているという実感」を「志(こころざし)」という言葉に求める。
だから登場する武将の生きざまが鮮烈である。鮮烈に生きようとする。
この話はサクセスストーリーなんかではない。
どの武将も負けざまが激しい。とことん負ける。
完膚なきまでに負けてしまう。
最後には結局全員が滅びてしまう。
「人は負けるのだ。」ということを教えてくれる。
時代背景の流れとしては、
「三国志」「揚家将」「水滸伝」の順番で読むと繋がる。
北方謙三「三国志」は、
オイラに「男とはどんな生き物か」を教えてくれたような気がする。
男としての純粋さをどの武将にも感じることが出来る。
オイラにとってすごく大きなものがこの中にあった。
一度読んでみてほしい作品である。
単なる「時代小説」としてではなく、
「男の生きざま」が書かれたものとして。
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